自由市場の機能と社会主義経済の失敗

『競争原理が必要なのは、その前提として「必要なものが足りない」からであって、うまく政府が分配すればみんな満たされる「足りている状態」なら、競争する必要はないはずである。』これは、しばしばみられる勘違いであって、因果関係をひっくり返してしまっている。

というのは、「必要なものが足りている状態」は自由市場の機能によって生じうるのであって、「必要なものが足りない状態」には政府の介入によって陥るからだ。 “自由市場の機能と社会主義経済の失敗” の続きを読む

憲法9条はもっとシンプルでよい

国防は経済の外部性が高い公共財なので、自分の隣人の安全も不可避的に保障してくれる。だから、国家が国防の面倒を見るべきであるという考え方がある。 “憲法9条はもっとシンプルでよい” の続きを読む

反共を口実とした共産化

朝鮮半島への米国の介入が取りざたされている。だが、そもそも朝鮮半島を分断させ、大韓民国の分離と建国を誘導したこと自体が、米国政府の介入によるものだ。

中南米への米国の干渉政策もそうだが、米国政府自身がまずその失敗をちゃんと認めないとダメだ。そして、ちゃんと認めることはないだろう。現在進行で世界中でやってることだし、それなしでは米国政府自体が生き残れないだろうからだ。

日本でも、日米安保を壊すような出来事があったら、現在の日本の体制は存立を脅かされるだろう。 あまりにも多くの利権がそこにぶら下がっているからだ。 “反共を口実とした共産化” の続きを読む

ヤマカガシの血清の話

政府のさまざまな形の干渉は、本来なら行われるはずの研究開発が進まないという事態も作り出す。

ヤマカガシの血清は、1980年代に科研費(科学研究費補助金)によって作られたものであるという。科研費は大学に所属する研究者などが依存している政府の科学研究予算の配分の一つ。審査は文部科学省の外郭団体である日本学術振興会が行い、研究者らは毎年申請書類を書き、獲得競争を行っている。

一部の研究者は、科研費のような当たりはずれのある予算ではなく、もっと直接的に国がヤマカガシの血清の開発に関与し、予算を割り当てるべきだったと主張する。 “ヤマカガシの血清の話” の続きを読む

お客様は神様ですか?日本でサービスが買い叩かれてしまう理由

多くの人が気づいていることだが、「安かろう悪かろう」「良いものは対価がかかる」という感覚が、社会からどんどん失われていっている。どうやら、頼む側・買う側の価値観がおかしくなっているのである。なんでそんなことが起きたのだろうか? “お客様は神様ですか?日本でサービスが買い叩かれてしまう理由” の続きを読む