経済的自由の喪失

税金や、社会保険料の徴収、政府の紙幣発行に伴うインフレ税は、人々から私有財産を引き離し、政府の裁量によって使途を決めてしまう仕組みだ。つまり、人々の経済的自由を制限し、国家権力が統制する手段である。

経済的自由が権力によって奪われ、人々が経済的自由を失ってしまうと、人々は自分の人生を自分で選んで幸福を追求することが出来なくなってしまう。政府の統制下で決められた製品やサービスしか選べなくなってしまい、政府が良いと言ったものしか選ぶことができない。画一的で質の低いサービスだらけになっても、それを受け入れなければならなくなってしまう。

経済的自由は最も大切な自由の一つである。本来、自由な人々の欲求は様々であり、政府はそれを正しく測定することができない。だから、国家による経済統制は、人々の幸福追求を阻害する結果を導く。経済的自由が政府によって奪われると、幸福追求の自由も失われる。

経済的自由が失われて国家によって統制された社会では、政府の失敗によって膨大な不合理を放置する悲惨な結果を招く。失敗した政府は、より強力に自由を制限しなければ立ち行かなくなり、どこまでも権力を拡張しようとする。人々が生きる自由を確実に失っていくのである。

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北朝鮮利権

反北朝鮮を口実にしたら軍事予算が付く、そういう前提で軍需産業と癒着する政府に防衛を頼る。これって危険なことじゃないか?

その前提を作ると、北朝鮮に税を還流する。武器メーカーと政治の複合体にとってそういうインセンティブが生じてしまう。 続きを読む 北朝鮮利権

難民支援と難民生産の関係

同盟国Aが同盟国Bに武器を売る。同盟国Bが民族Pを迫害して、民族Pは隣国Cに流出する。もうひとつの平和主義な同盟国Dが隣国Cを難民支援する。Bは民族Qの自国移入を無制限に認めていて、Bからの民族Pの人口流出と民族Qの人口流入は同程度である。 悪いのはA~Dのうち、どれだ?

民族Qが暴力で民族Pを追い払って、土地を得る。AもBもCもDも、そのための道具に過ぎない。国家は奪い合いの道具である。

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自由市場と計画経済

人は一人で生きることもできる。

野山を走りまわって動物を狩り、木の実を拾い、海に出ては魚を釣り、畑を作って耕すこともできる。自分自身の力で自然から手に入れた財によって生活することができる。

もちろん、このような生活はとても効率が悪い。人生の多くを、衣食住を獲得するために費やさなければならないし、それだけでなく、飢餓に陥ったり、凍え死ぬリスクも高い。子孫を作ろうと思えば、同じような生活をしている人とばったり出会う運命に恵まれなければならない。 続きを読む 自由市場と計画経済

憲法9条はもっとシンプルでよい

国防は経済の外部性が高い公共財なので、自分の隣人の安全も不可避的に保障してくれる。だから、国家が国防の面倒を見るべきであるという考え方がある。 続きを読む 憲法9条はもっとシンプルでよい

性行為の合意

ある人が言った。

『恋愛とセックスを「再分配」しろっていうのは、一人の権利をある程度向上させるために別の人間の権利を大幅に侵害するって話なので、人権侵害を肯定せずに肯定できる話ではない。』

おそらく、件のエマ・ワトソンのスピーチに関連しての言及だろう。 続きを読む 性行為の合意

反共を口実とした共産化

朝鮮半島への米国の介入が取りざたされている。だが、そもそも朝鮮半島を分断させ、大韓民国の分離と建国を誘導したこと自体が、米国政府の介入によるものだ。

中南米への米国の干渉政策もそうだが、米国政府自身がまずその失敗をちゃんと認めないとダメだ。そして、ちゃんと認めることはないだろう。現在進行で世界中でやってることだし、それなしでは米国政府自体が生き残れないだろうからだ。 続きを読む 反共を口実とした共産化

国家を清算しなければならない理由

法律は常に正しく作られるとは限らない。

かつて国家が奴隷制を合法としていたことは、疑いようもなく罪である。人間の自由を国家が法律によって奪っていたからだ。

他人の財産の自由を奪う徴税を国家はまだ合法にしている。本当にそれでよいのか?疑った方が良い。 続きを読む 国家を清算しなければならない理由