市場における「価格」の機能

市場における価格は、何が世の中に必要とされているのかを知る手段だ。

需要が供給を上回れば価格は上昇し、その逆なら価格は安くなる。人々は自ずと価格が高いものを生産する動機を持ち、価格が安くなってしまったものの生産から撤退していく動機を持つ。これが市場における「価格」の機能だ。

人々の自由にまかせれば、あらゆる多様な選択肢が試されていくことになる。自ずと不足する需要を満たしながら、過剰な供給がそぎ落とされていく。それが市場という巨大な装置の力である。 “市場における「価格」の機能” の続きを読む

インフレ税の仕組み

「インフレ税」という言葉がある。端的に言えば、「政府による人工的なインフレは、税金と同じである」という話だ。

政府が財源を確保しようとするとき、徴税や社会保険料の徴収、国債の発行と並んで、通貨の発行という手段がある。政府は、輪転機を回して紙幣を印刷することができてしまうのである。

この魔法のような方法を、誰も損しないかのように信じたくなるかもしれない。だが通貨発行量の増加には、人々が持っていた通貨の価値が希釈されて目減りするという効果がある。実は、法定通貨制度を悪用することによって、政府が人々の財布に手を入れなくても財産を奪うことができてしまっているだけなのである。

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お金をどうして政府が作り、政府が信用を担保するべきなのだろうか?

お金をどうして政府が作り、政府が信用を担保するべきだと決めつけられるのだろうか?政府が勝手に紙切れを貨幣とすることを強制しているのは、決して正しいことではない。

紙切れを印刷するだけで、政府は人々の財産を目減りさせ、奪うことができてしまう。たかだか政府が破綻するだけで、人々の財産の価値がなくなってしまう。 そんな政府の貨幣が正しいものであるはずがない。 “お金をどうして政府が作り、政府が信用を担保するべきなのだろうか?” の続きを読む