最低賃金法の影響に苦しめられる弱者

最低賃金以下は働くなという規制がある。時給400円でいいから雇ってくれ、ホームレスにそんなことをいう権利はない、法律で規制されているからだ。だから、空き缶を必死に集めて現金を作る。

ホームレスは行政に助けられれば良いという人もいる。だけど、行政は多様なホームレスを助けることができない。決められた紙切れを出さないと行政は助けてくれない。最低賃金法を強制するなら、行政はあらゆる失業者を救済するべきだが、現実にはそんなことはできていないのである。

ホームレスだけではない、最低賃金以下で職にありつけない人は最低賃金以上を稼げる職業に就くことを強制される。最低賃金法のせいできつい労働を選ばざるをえなかったり、心や体のストレスの大きな仕事を選ばざるを得なくなっている人もいる。

たとえば、「最低賃金以下で就業できないから性産業に従事する人」や「最低賃金以下で就業できないから過酷な重労働に従事する人」を役所は救済するだろうか?そんなことはもちろんできない。望んでそうしている人と、望まずに(最低賃金法のせいで)そうしている人を区別する方法がないからである。

かつては安くても楽な仕事があった。本を読みながらでもできるような店番で、少しでもお金を受け取ることができたから、学生や老人やけがをした人でも、収入を得る機会があった。しかし、最低賃金法は最低賃金以下は働くことを許さない。

最低賃金法は、大企業の労組が求め続けた雇用規制のひとつだ。そこで働いている人はホームレスやその他の弱者のことなんて考えない。別のやり方でなんとかしろと言えばいいと思っているのかもしれない。だがその実際は、弱者が這い上がることを予防して、自分たちの地位を守っているだけだ。

雇い止めを招いた法律

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